山の手線にも女性専用車両を!

女性専用

5月のGWがあけた頃から「女性専用」という電車が普及しているらしい。
どんなもんなんだろう?是非、私も乗ってみたい。

男性恐怖症の私としては(ウソ)自分の身体に知らない男性に触れられるのは不快極まりない。
イイ男なら全く問題ないのだが、混雑した車内では、背後の吐息の主の顔など確認する術がない。

新しいマーケット?

私は広告が好きで、ヒマさえあれば電車内の吊り広告をチェックしている。
最近ではHotmailの広告なんかユニークでおもしろかった。小さいテキストがいっぱい書いてあるのを熟読した人もいるのではないでしょうか。

電車の中は、男性向けマンガの広告や、私立大学のオープンキャンパス・ドリンクの新商品・ドコモの新機種・女性向け週刊誌やバーゲンセールの広告などで溢れている。

車内広告

女性専用車両ができるとなれば、電車内の広告を女性向けに絞ったらどうだろう。
化粧品・スイーツ・おけいこ・ファッション誌・ダイエット・整形・サラ金も女性専用など。
まちがっても、水着ギャルの週間誌の広告は吊るさないで欲しい。


そうだ、壁の広告スペースは半分を鏡にしよう。
鏡の上の広告は、かなりの目が止まるスペースになると思うので、料金は2倍!

日経やAERA・などがこの車両への広告を出すかどうかも見ものだ。


以下参考記事引用

2005年04月06日



広がる女性専用車両 痴漢被害減、関東も導入

効果を上げている女性専用車両。ホーム上にピンクで乗車位置が表示されている=6日午前、地下鉄御堂筋線梅田駅で

 痴漢対策として関西の鉄道会社が相次いで導入した女性専用車両が効果を上げている。一般車両の混雑が増すことを敬遠していた関東の鉄道でも導入が次々に決まっており、久々に「関西発」のヒットアイデアとなった。

 02年に相次ぎ

 国土交通省などによると、関西での女性専用車両は02年から相次ぎ導入された。ラッシュ時のみの運行がほとんどだが、一部は終日に拡大されている。

 JR西日本は、関西で最も早い02年10月から大阪環状、学研都市両線で本格導入し、同年12月から神戸、京都両線などにも広げた。

 大阪府警鉄道警察隊によると、昨年1〜11月の痴漢などの相談件数は、大阪環状線14件(02年は29件)▽東海道線(神戸、京都両線)11件(同18件)▽学研都市線8件(同10件)▽東西線1件(同3件)。

 「安心できる」

 朝のラッシュ時の混雑率が150%に達する大阪市営地下鉄御堂筋線は02年11月に導入した。同線は年間の被害相談が150件を超え、「痴漢多発電車」という不名誉な呼称があった。しかし、朝のラッシュ時の被害は03年度は28件で前年より半減した。04年度も今年2月末までで22件にとどまっている。谷町線も以前は年間に十数件の訴えがあったが、04年度は2月末までで7件だ。

 御堂筋線を利用する女性会社員(26)はこれまで数回、痴漢に遭った経験がある。「周りが気にならないので安心。ただほかの車両が込んでいるのを見ると、ちょっと申し訳ない気もする」

 神戸市営地下鉄も導入後は訴えが半減した。阪神も35件(02年度)が26件(03年度)に。奈良線で導入した近鉄もほぼ半減、阪急も3割程度減ったという。

 編成の悩みも

 地下鉄御堂筋線は昨年9月、専用車両の走行を朝のラッシュ時から終日に広げた。JR西日本は昨年10月から阪和線などでも導入している。ただ、「列車ごとに編成が異なるので、専用車両を示すホーム上の表示とずれてしまうことがある」(阪急)の悩みも。多くの会社は現状以上の拡大には慎重だ。

 混雑度が高い首都圏では、女性専用車両は一部にとどまっていたが、関西の成功に刺激されるように4〜5月にJRや大手私鉄、地下鉄の全社が導入する。

 市民団体「痴漢犯罪NO!鉄道利用者の会」(千葉県)の石橋英子代表は「件数は被害者の自己申告にすぎないものの、表面上の効果はあったと言える。ただ、専用車両に乗る女性が増えれば、痴漢の被害も減るのは当たり前。加害者も減ったとまでは言えない」と話している。



2005年05月08日19時00分




駅構内には女性専用車の導入を知らせるポスターがあちこちにはられている=7日、東急田園都市線三軒茶屋駅で

 関東の大手私鉄・地下鉄が9日から、朝夕のラッシュ時に女性専用車両を一斉に導入する。4月から朝のラッシュ時に走り始めたJR埼京線ではおおむね好評という。だが、あえて乗らない女性がいる一方、反発を示す男性も。「混雑が激しい」として関西より導入が遅れた試みは関東でも根付くか。

 9日から女性専用車両が初めて走るのは、東武、西武、京成、小田急、東急、京急、相鉄の私鉄7社と、東京メトロ都営地下鉄。00年から深夜に運行していた京王は朝夕に拡大する。ほとんどの路線では先頭か最後部の1両が専用車両になる。身体障害者や介助者、小学生以下の子を除き男性は乗れない。

 これに先駆け、JR東日本は4月から朝の埼京線の1両目を女性専用にした。痴漢の検挙数が都内最悪だったためだ。

 5月初め、新宿駅などで同線の利用者に感想を聞いた。

 多くの女性が痴漢被害に遭った経験を訴えた。このうち、高校3年の女子生徒(17)は「痴漢を心配せずに済む」と常に専用車両に乗るようになった。会社員の島崎まゆみさん(37)は「男性の酒やたばこのにおいも嫌だったので」と喜ぶ。

 一方で「専用車両には乗らない」と話す女性もいた。ある会社員(23)は「男性を意識し過ぎるのもどうか。1両目までわざわざ移動するのも面倒」。会社員の小島文子さん(42)は「女性だけ集めても、痴漢をなくす根本的解決にならない」と、あえて女性専用車両には乗らないという。

 男性はどうか。大学院生(27)は「男はみな痴漢、と思われているようで愉快じゃないが、仕方ない」と話す。

 痴漢事件で冤罪を主張している男性らでつくる「痴漢えん罪被害者救済ネットワーク」の伊藤直樹代表(38)は「誰もが冤罪に巻き込まれる恐れがある以上、誤解を招きやすい状況をまず排除すべきだ。導入は遅すぎたぐらい」と歓迎する。

 反対の動きもある。4月下旬、20代の男性5人が都内に集まり、「女性専用車両に反対する会関東支部」をつくった。今後、ホームページを中心に賛同者を募る。

 同会は03年にまず関西で結成された。関東支部長になった甲府市の男性(24)は「女性専用車両男性差別。痴漢防止の効果も立証されていないのに、導入が進むのには納得できない」。世田谷区の男性(26)は「車内に鏡を取り付けるなど、ほかにも対策はあるはずだ」と主張する。

 関東の鉄道各社は「女性専用車両は当面は試行期間」との立場だ。京王の担当者は「専用車両とそれ以外で混雑の差が出ないかなどを見極めたい」と話す。

    ◇

〈9日からラッシュ時に女性専用車両が走る路線〉

東武 伊勢崎・日光線(館林・南栗橋〜北千住・押上)

   東上線(小川町〜池袋)

西武 池袋線(飯能〜池袋)

   新宿線本川越・西武遊園地〜新宿)

京成 本線(※芝山千代田・成田〜上野)

京王 京王線高尾山口・八王子・橋本〜新宿)

小田急小田原・江ノ島線(小田原・藤沢〜新宿)

東急 田園都市線(中央林間〜渋谷)

京急 本線・久里浜線浦賀三崎口〜品川)

相鉄 本線・いずみ野線(海老名・湘南台〜横浜)

東京メトロ半蔵門線(渋谷〜押上)

東京都営地下鉄新宿線(新宿〜本八幡

※芝山千代田〜東成田間は芝山鉄道線